都立日比谷高校 推薦小論文 2018年度入試(平成30年度入試)解説

このページでは、2018年1月に実施された都立日比谷高校推薦入試の小論文を解説します。

なお、事前に星進会の「教科別日比谷高校合格メソッド・小論文を読んで頂くと、以下の解説がスムーズに読み進められると思います。

こちらのページです。↓

また、ここで解説している問題は、日比谷高校のホームページで手に入れることができます。
http://www.hibiya-h.metro.tokyo.jp/SelectedEntrants/TestTheme.html
まだお持ちでない方は、このURLから入手し、一度自分の力で解いてみてから解説を読むことをオススメします。

小論文の解説では、知識・発想・文章について日比谷高校受験生のレベルに合わせることを意識しました。
つまり、この解説を読んだ日比谷高校受験生に「こんなこと知らないよ」「こんな発想できないよ」「こんな文章書けないよ」とは思わせないような内容にしたということです。
そうするとことで、この解説を読んだ皆さんが日比谷高校の推薦入試を受験する当日に実践できる「知識の活用法」「発想法」「文章作成法」を身につけられるはずです。


では、解説を始めます。

ちなみに今回は
・水資源
・単位量あたりの大きさ
・途上国支援(ODA・NGOなど)
が、日比谷高校が設定した今回の小論文の出題テーマだと思われます。

問1

小論文では、必ず設問要求をきちんとチェックしましょう。
・日本の水資源量の特徴を説明する
・他国と比較する
・図1~図4を使う
・水資源量を国民1人あたりに換算した場合の現在の日本の特徴を説明する
・図5を使う
・(1人あたり水資源量における)今後予測される変化を説明する
・200字~240字で説明する
となっています。

1つずつ確認していきましょう。

日本の水資源量の特徴を説明する

量の特徴ですから、「多い」「少ない」の2択ですね。
あとは、「どれくらい多いのか」「どれくらい少ないのか」をどのような形で具体的に説明するかを考えるだけです。

日本の降水量の特徴として、
・日本海側は冬に雨が多い
・太平洋側は夏に雨が多い
などを中学地理で習っているわけですが、「8月」「1月」といった月ごとのデータは図1~図6のどこにも見当たりません。
したがって、今回の小論文を書くにあたっては、こうした日本の気候に関する特徴は無関係であると考えられます。

では、何に注目したら良いのか。
それを教えてくれるのが、設問に書かれている「他国と比較した」「図1~図4から」という条件です。
この2つの条件について考えていきましょう。

他国と比較する

今回与えられている「他国」は、アメリカ合衆国、カナダ、フィリピン、ナイジェリアです。
これらの国の何をどのように日本と比較すればよいのでしょうか。

そのときに重要になるのは、「中学地理で習ったことと関連させる」です。
小論文解説記事では毎回書いていますが、日比谷高校小論文で最も重要なことは「中学校で習ったことと関連させる」ことです。
日比谷高校推薦入試の小論文を解くときは、この視点を忘れないようにしましょう。

アメリカ合衆国について習ったことのうち、どの知識を今回使えば良いのでしょうか?
アメリカ合衆国については、例えば「シリコンバレーにはハイテク産業やIT産業の企業が多い」ということを習いました。
しかし、この知識は今回の「水資源」をテーマとする日比谷高校の小論文の問題では使わないだろうと考えられます。
では、どの知識を使えばいいのでしょうか。
図1~図5が何を扱っているかで考えてみましょう。
それぞれ「降水量」「水資源量」「水資源使用量」「国土面積」「人口」を扱っていますね。
これらに関連する知識はこの問題で使う可能性がありそうです。

アメリカ合衆国

・農業でも工業でも世界をリードしており、GDPも世界一であるため人々の暮らしも相対的に豊か⇒生活の基盤は整っていると考えられ、水資源にも大きく困っているとは考えられない。
・人口は3億人超で世界第3位

カナダ

・アメリカと同じく先進国の一員であり、主要国首脳会議(サミット)にも呼ばれている⇒アメリカ同様生活の基盤は整ってそう。水資源に大きく困っているとは考えられない。

フィリピン

・いわゆる「発展途上国」であるため、生活の基盤は整っていないかもしれない⇒もしかしたら水資源に困っているかも。
・熱帯気候であるため、降水量が多い⇒水に困ることはなさそう
・人口は1億人を超えている
・人口は「人口爆発」と称されるほどに急増している(その伸び具合は図5にも記されていますね。他とは傾きが全然違います。)

ナイジェリア

・いわゆる「発展途上国」であり、アフリカは「貧困」「飢餓」といった課題もある地域なので生活の基盤は整ってなさそう⇒水資源に困っていそう。
・しかもアフリカは砂漠が多く、雨が少なさそう(ナイジェリアはそんなことないのですが。)
⇒水資源に困っていると考えて間違いなさそう。

・人口はアフリカの国のなかで1番多く、2億人を超えている(ということは水資源もたくさん必要なはず)

といったようなことを考えてもらえればOKです。

図1~図4を使う

今回、与えられている図の種類が多いためその分析も複雑になります。
というのも、図から読み取った情報を小論文で活用する場合は

・それぞれの図から情報を読み取る
・2つ以上の図を組み合わせて情報を読み取る

の両方が必要になるからです。
2種類の図を組み合わせることを考えると、今回は図1~図4のなかからの組み合わせなので
(1,2) (1,3) (1,4) (2,3) (2,4) (3,4) の6通り組み合わせがあるわけです。
どの組み合わせで小論文の内容を考えていけばいいか分かりづらくなってしまうわけですね。
もちろん、どう組み合わせるべきかを考える方法があります。
それを解説しますので、安心して読み進めてください。

では、それぞれの図において他国と日本を比較していきましょう。

図1(年間平均降水量)

日本は降水量が多いですね。フィリピンも多いです。
アメリカとカナダはそれと比べると少なく、ナイジェリアは両者の中間です。

降水量については「日本・フィリピン(多い)⇔アメリカ・カナダ(少ない)」といったん考えておきましょう。

図2(水資源量)

この図は、多い・少ないの比較が行いやすいですね。

水資源料については「アメリカ・カナダ(多い)」⇔「日本・フィリピン・ナイジェリア(少ない)」と考えてよさそうです。

図3(水資源使用量)

この図も多い・少ないの比較が分かりやすくなっています。

「アメリカ(多い)」⇔「日本・カナダ・フィリピン・ナイジェリア(少ない)」といえます。

ナイジェリアの水資源使用量が日本・カナダ・フィリピンと比べても少なくなっていますね。
(これについては問2で使用します。)

図4(国土面積)

これも比較しやすいですね。

「アメリカ・カナダ(広い)」⇔「日本・フィリピン・ナイジェリア(狭い)」となっています。

ところで、図4だけ水資源とまったく関係ないデータですね。
ということは、図4は図1~3のどれかと組み合わせて使うということになります。

ここで日比谷高校の小論文を書くうえでの注意点を1つ紹介します。

量に関するデータは「総量」なのか「単位量あたりの大きさ」(「一人あたりの量」「単位面積あたりの量」など)なのかで意味が変わってくる

ということです。

具体例を使って説明します。
各家庭にアメ玉が14個配られるとしましょう。
すべての家庭に同じ個数を配るので、平等だといえます。
しかし、家族の人数は家庭によって異なります。
次の2つの家庭を考えてみましょう。
家庭A:「お母さん・娘」の2人家族
家庭B:「おばあちゃん・お父さん・お母さん・兄・姉・弟・妹」の7人家族
家庭A・家庭Bどちらにもアメ玉は21個配られます。
すると、一人あたりのアメ玉の数は
家庭A:14÷2=7個
家庭B:14÷7=2個
となります。
総量は変わらなくても、一人あたりの量は大きく異なっているのがわかります。

国家単位の統計でも同じ事が起こります。
例えば中国のGDPは世界第2位ですが、一人あたりGDPは64位になっています。(2021年)

また、「単位面積あたりの量」でも同じことが起こります。
例えば、江戸川区の人口はおよそ70万人だそうです。
そして、高知県の人口もおよそ70万人です。
人口は同じですが、どちらのほうが道路が混雑しやすいと思いますか?
答えは、江戸川区です。
人口密度が違うからです。
江戸川区の面積はおよそ50平方km、高知県の面積はおよそ7000平方kmです。
高知県は江戸川区の140倍広いです。
ということは、江戸川区の人口密度は高知県の人口密度の140倍です。
同じ人口でも、江戸川区は高知県の140倍混雑しているといえるわけです。

話を図4に戻します。
図4で国土面積が与えられたということは、図4と別の図を用いて「単位面積あたりの〇〇」を出しなさいという日比谷高校からの要求があるということです。
では、何を出しましょうか。
この問題は「水資源量の特徴」を答える問題ですので、「単位面積あたりの水資源量」を計算しようと考えるのが普通ですね。
図2と他の図とで読み取れることも考えていきましょう。

図2と図4

・国ごとに、単位面積あたりの水資源料を計算する⇒水資源量/国土面積(水資源量÷国土面積)を計算する
・アメリカ:3069/9832≒0.31
・日本:430/378≒1.13
・カナダ:2902/9985≒0.29
・フィリピン:479/300≒1.6
・ナイジェリア:286/924≒0.3

となります。
つまり、国土面積あたりの水資源量は日本・フィリピンは多く、アメリカ・カナダ・ナイジェリアは少ないということが分かります。

図2と図1

・国ごとに降水量と水資源の比率を計算してみましょう
・アメリカ:3069/715≒4.3
・日本:430/1668≒0.25
・カナダ:2902/537≒5.4
・フィリピン:479/2348≒0.2
・ナイジェリア:286/1150≒0.25

となります。
アメリカとカナダは降水量に対して水資源の量が多く、日本とフィリピンとナイジェリアは降水量に対して水資源の量が少ないといえます。

図2と図3

・存在する水資源量に対して、実際に使用している割合を求めてみましょう
・アメリカ:478/3069≒0.16
・日本:82/430≒0.19
・カナダ:39/2902≒0.01
・フィリピン:82/479≒0.17
・ナイジェリア:13/286≒0.05

となります。
アメリカ・日本・フィリピンは水資源量に対して実際に使用している水の割合が高く、カナダとナイジェリアは割合が小さいといえます。

水資源量を国民1人あたりに換算した場合の現在の日本の特徴を説明する

先ほど、水資源量を国土面積あたりに換算して計算しました。
今度は、図5を使って国民1人あたりに換算して計算してみましょう。

ちなみに、「国民1人あたりの水資源量」は「量」なので、特徴は「多い」「少ない」のどちらかになると考えられます。

図5を使う(図2と図5)

図5からは5か国の人口がわかります。これと図2の水資源料のデータを使えば、国民1人あたりの水資源量を計算することができます。
人口は目分量での計算となりますが、
・アメリカ:3069/330000≒0.0093
・日本:430/120000≒0.0035
・カナダ:2902/40000≒ 0.07
・フィリピン:479/100000≒0.0048
・ナイジェリア:286/200000≒0.0015

となります。
ナイジェリアよりは多いものの、全体で4位です。
「他の国と比較して多い」とはいえないですね。

今後予測される変化を説明する

この条件がありますが、「変化」についてのヒントは図1~図5のうち図5にしかありません。
他と異なり、図5だけは時系列での変化を表す折れ線グラフとなっています。
そこで、図5に記されている今後の日本の人口の変化を読み取ります。
すると、今後日本の人口はどんどん減っているのがわかります。
ということは、水資源量を国民1人あたりに換算した数値はどんどん大きくなっていくことが予測されます。
もちろん、日本の水資源料に変化がなければの話ですが。

ここまでで読み取った内容をまとめていきましょう。
 図2より、日本の水資源の量は5か国中4位であり、上位2か国とは7倍以上の差があるため他国と比べて多いとはいえない。しかし、図2と図5より、単位面積あたりの水資源の量は5か国中2位であり多いといえる。また、図1より日本の降水量は5か国中2位であるため、降水量の割に水資源の量は多くないといえる。また、図2と図3より、日本は5か国のなかで最も水資源のうち使用している量の割合が高い。図5から、国民1人あたりに換算した場合の日本の水資源量は5か国中4位であり多いとはいえない。今後日本の人口が減少するに従って、日本の国民1人あたりの水資源料は増加すると予測される。(280字)

200字~240字で説明する

字数制限を意識して、内容を整えていきましょう。
40字減らさなくてはいけません。

内容を減らさないよう、文末表現を中心に削りました。
また、すべての図を使った説明になることを意識して、項目をまるごと削ることは避けました。

 図2より、日本の水資源の量は5か国中4位であり上位2か国とは7倍以上の差があるため他国と比べて多くいとはいえない。しかし、図2と図5より、単位面積あたりの水資源の量は5か国中2位であり多いといえる。また、図1より日本の降水量は5か国中2位であるため、降水量の割に水資源の量は多くないといえる。また、図2と図3より、日本は5か国中のなかで最も水資源のうち使用している量の割合が高い。図5から、国民1人あたりに換算した場合の日本の水資源量は5か国中4位であり多いとはいえくない。今後日本の人口が減少するに従って、日本の国民1人あたりの水資源料は増加すると予測される。

打消し線を消して読みやすくしたものはこちらです。

 図2より、日本の水資源の量は5か国中4位で、他国と比べて多くない。しかし、図2と図5より、単位面積あたりの水資源の量は5か国中2位であり多い。また、図1より日本の降水量は5か国中2位であるため、降水量の割に水資源の量は多くない。また、図2と図3より、日本は5か国中最も水資源のうち使用量の割合が高い。図5から、国民1人あたりに換算した場合の日本の水資源量は5か国中4位であり多くない。今後日本の人口が減少するに従って、日本の国民1人あたりの水資源料は増加すると予測される。 (239字)

今回はこれを解答例とします。

感想
「日本は水に恵まれている」。これが一般的な印象、認識だと思います。
しかし、さすがは日比谷高校。
この印象に反するデータを持ってきました。
国語でも小論文でもいえることですが、自分のイメージで解くことは大変危険です。
今回の問題は、それを実感できる問題だと思います。

問2

こちらも、小論文の鉄則である「まずは設問が示す条件を読み取る」をやっていきましょう。
・地球上の水資源問題の特徴を説明する
・図1~4から読み取れる側面を説明する
・図5から読み取れる側面を説明する
・安全な飲料水を手に入れられる人の割合が少ない国に対して日本としてできることについての考えを書く
・その際、図1~図6を参考にする
・320字~360字で書く
となります。

地球上の水資源問題の特徴

図1~図4

問1では、図1~図4から読み取ったことのうち日本の特徴について答えました。
この問題では、視点を「地球上」全体にしなくてはなりません。
そこで、「日本と他国の比較」ではなく、各国を比較していきます。

図2:水資源の量は、国によって大きく異なる⇒さらに、注2より、各国の事情によって水資源のうち使用できる量は大きく異なることがわかる。
図2と図4:単位面積あたりの水資源の量は、国によって大きく異なる
図3:使用している水資源の量も、国によって大きく異なる
図1と図2:水資源の量は降水量に比例しない

図1~図4をすべて使用することを意識した場合、これらに注目することになりそうです。

図5

図5から読み取ることができる側面
⇒問1で、図5からは「国民一人あたりに換算した水資源量」を読み取った
⇒今回も同様にすればよい
⇒国民一人あたりに換算した水資源量は国によって大きく異なる

安全な飲料水を手に入れられる人の割合が少ない国に対して日本としてできること

図6

図6を参考に、「安全な飲料水を手に入れられる人の割合が少ない国」がどこなのかを特定していきます。
図1~4の分析により、ナイジェリアの水資源が少ないことが分かっていますから、アフリカに注目してみます。
すると、アフリカには「安全な飲料水を手に入れられる人の割合」が50%以下である国がいくつかあることがわかります。
そして、アフリカの国の大半はその割合が75%以下になっていることがわかります。
その一方、日本・アメリカ・カナダ・フィリピンでは91%以上の国民が安全な飲料水を手に入れられていることが分かります。
つまり、「安全な飲料水を手に入れることが難しいアフリカの国々に対して日本は何ができるのか」がこの小論文のテーマです。
では、なぜアフリカでは安全な飲料水を手に入れることが難しいのでしょうか?
砂漠があり、降水量が少ないからでしょうか?
もちろん、その側面もあると思います。
しかし、図1をみてください。
ナイジェリアの降水量は5か国中3位で、最下位のカナダの2倍以上あります。
降水量が少ない、以外にも理由があるはずです。
ここで思い出したいのが、公民で習った「社会資本」ということばです。
(繰り返しになりますが、日比谷高校小論文の最大のポイントは「習った知識と関連づけて考える・書く」です。)

社会資本

社会資本は2種類に分類できます。
1つは産業関連社会資本。道路、空港、港湾などです。
もう1つは生活関連社会資本。上下水道や公園、病院などです。

そう、水道です。
水道など、水を効率よく利用できる社会資本が整備されてないと水資源を人々が手に入れることは難しいのではないでしょうか。
それを主張しましょう。

日本としてできること

では、日本はそのような国に対して何ができるのでしょうか。
水資源の入手を可能にする社会資本が整っていないのであれば、それを充実させるための支援をするのがよいでしょう。
では、それをどのように述べていきましょうか。
公民で習った次のことを思い出してください。(知識と関連付けるのが重要でしたね。)

ODAとNGO

ODA

発展途上国に対して、先進国の政府が行う経済援助のことです。
資金援助以外に、技術協力をする場合もあります。
この問題では、社会資本の充実が援助の目的なので、技術協力をする方向で小論文を書くのが良さそうです。

NGO

世界規模の問題を解決するために活動している民間の組織です。
ODAが、政府を通じての公的な援助であるのに対し、NGOは民間の活動であるのが特徴です。
この問題では、「政府だけでなく民間でも技術協力を行おう」といった方向で小論文を書くのが良さそうですね。

ここまでの内容をまとめてみましょう。
 図2から、水資源の量は国によって大きく異なることがわかる。また、図2と図4から単位面積あたりの水資源の量が、図3から使用している水資源の量が国によって大きく異なることもわかる。こうした、水資源の偏りが地球上の水資源問題の特徴である。また、図1と図2から水資源の量は降水量に比例していないことがわかる。図6から、安全な飲料水を手に入れられる人の割合が少ない国はアフリカに集中しているため、降水量に対しての水資源の不足は水道などの社会資本が未整備なことが原因だと考えられる。こうした国に対し、日本はODAやNGOの活動といったかたちで水道などの社会資本を整備するための技術協力ができると私は考える。 (299字)

320字~360字で書く

文字数を気にせずに上記の小論文を書いてみた結果、字数が足りませんでした。
説明が不足しているところを補強していきましょう。

 図2から、水資源の量は国によって大きく異なることがわかる。また、図2と図4から単位面積あたりの水資源の量が、図3から使用している水資源の量が国によって大きく異なることもわかる。こうした、水資源の国や地域ごとの偏りが地球上の水資源問題の特徴である。また、図1と図2から水資源の量は降水量に比例していないことがわかる。図6から、安全な飲料水を手に入れられる人の割合が少ない国はアフリカに集中しているため、降水量に対しての水資源の不足は水道などの社会資本が未整備なことが原因だと考えられる。そこで、こうした国に対し、日本はODAの実施やNGOの活動といったかたちで政府と民間で協力して水道などの水資源に関する社会資本を整備するための技術協力ができると私は考える。(329字)

オレンジ色の部分が後から追加した箇所です。
今回はこれを解答例とします。

感想
今回は、公民の知識を活用しながら書きました。
「中学の知識と関連づける」を無視し、例えばGoogleで検索をすればもっとたくさんの水資源問題の特徴や日本としてできることが思いつくと思います。
小論文の面白いところであり難しいところでもあるのですが、答えは1つではありません。
ですので、書いた小論文はどんどん添削してもらうようにしてくださいね。

今回は以上です。

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