都立日比谷高校 自校作成問題・英語 2021年度入試(令和3年度入試)大問3解説

この記事では、2021年2月に行われた日比谷高校一般入試の英語大問3を解説します。
日比谷高校の一般入試では、英語や国語、数学は自校作成問題での試験が行われます。
自校作成問題は、その学校を受験する生徒のレベルに合わせた難易度となります。
したがって、日比谷高校の自校作成問題は都立の共通問題や他校の自校作成問題と比べて難しい問題であることが多いです。

この記事は、日比谷高校の自校作成問題を対策するにあたって
「本文をどのように読み進めていけばいいのか」
「どのような手順で選択肢を選んでいけばいいのか」
「記述問題を書くとき、どのような思考回路で書く内容を決めればいいのか」
といったことを知りたい人向けに書きました。
ですので、この記事を読んでもらえれば上記のことを過去問解説を通して理解していただけます。

その際、

事前に自力で問題を解いてからこの解説記事を読む

ことを強くオススメします。

では、解説を始めます。

本文解説

今回の文章のテーマは、「科学における実験のプロセスと日常生活への応用」です。
したがって、科学の実験プロセスを知っている人は読みやすく感じる文章になっています。
日比谷高校としても科学の実験プロセスを知っている人が有利になって構わない、つまりそういう人に日比谷高校に入学してほしいと考えているのでしょう。

今回の演習は、本文の読み方や設問の解法に加えて科学の実験プロセスについても知っておく機会と位置づけましょう。

第1パラグラフ

have just arrived

have+過去分詞は現在完了形です。
現在完了形には3つの用法があります。
①完了②経験③継続
です。
精読するときは、現在完了形が上記3つのうちどの用法で使われているかを判断しなければならないときがあります。
この箇所はどの用法なのかまで考えずにサラッと読み流してもOKな箇所です。
いつかどこかで、現在完了形のどの用法なのかを見極めなくてはいけない場面に遭遇するときに備えて確認しておきましょう。

「just」=「今まさに」という意味なので、

「just」が使われている現在完了形や完了用法

です。

他に、alreadyやyetが使われている現在完了形も完了用法です。

start Ving/stop Ving/keep Ving

それぞれ、
・Vしはじめる
・Vするのをやめる
・Vし続ける
です。
(Vは動詞です。したがって、Vingは「動詞のing形」です。)

文章読解でも必要な知識ですが、英作文でも使いこなせるようにしておいてください。
表現の幅が広がります。

S realize (that) SV

「言う」「考える」といった意味の動詞(思考・発言を表す動詞)のあとに「that SV」が続いて思考・発言の内容を表現することができます。
(SVとは英語の文のことです。Sが主語、Vが動詞です。)
今回の文章では、
I decide that SV
I prove that SV
I learn that SV
などのかたちで登場しています。

このthatは文と文をつなぐ接続詞なのですが、省略することができます。
You realize you forgot to …
といったかたちでthatが省略されていてもこの文法ルールが使われていることに気がつけるようにしておきましょう。

forget to V

forgetについては、「forget to V」も「forget Ving」もあります。
違いを覚えておきましょう。

forget to V:「~しなければいけないのに、するのを忘れる」(=Vしていない)
forget Ving:「過去に~したことを忘れる」(=過去にVした)

という違いです。

I forgot to do my homework. ⇒私は宿題をするのを忘れた。(やっていない。)
I forgot doing my homework.⇒私は宿題をしたことを忘れた。(既にやっていたのに、そのことを忘れていた。)

decide to V

「Vすることを決心する」という意味です。


I decided to read that book. (私はあの本を読む決心をした。)

come to mind.

「思いつく」「思い浮かぶ」「考えつく」「頭に浮かぶ」といった意味の熟語です。

get+形容詞

getは「得る、手に入れる」という意味の動詞としておなじみですね。

「get+形容詞」で使われている場合のgetは「~になる」という意味になることを覚えておいてください。

I got tired because of studying English. (英語を勉強したせいで疲れた。)

find out

それまで知らなかった事実や情報について「わかった」「見つけた」「知った」というときに使います。

第2パラグラフ

S find questions like this

likeには
①動詞:「好き」
②前置詞:「~のような」
という2つの用法があります。

ですので、本文中で「like」をみたら、どちらの用法で使われているかを考える必要があります。
今回のlikeが含まれる英文は、
S find questions like this
主語+動詞+目的語+like+名詞
となっています。
英語では、接続詞のない1文のなかで「動詞+目的語」の後に「動詞+目的語」が来ることはありません。
したがって、このlikeは動詞ではなく前置詞であると判断できます。
よって、この文の「like this」は「これが好きだ」ではなく「これのように」と訳せばいいことがわかります。
こうした判断を1分間に100単語のペースで英文を読みながら瞬時に行えるまで英文読解の訓練が必要です。

仮説を立てる⇒実験する⇒仮説を検証する⇒再度仮説を立てる⇒・・・

この文章では、科学の実験プロセスが説明されています。
これは、理系分野の研究をするときはもちろんのこと、日常生活において何かを成功させたいときや何かを上達させたいときに役に立つ考え方です。
日比谷高校も、科学の実験プロセスを知っている人が有利になるように、またはこの英文を通して日比谷高校受験生に科学の実験プロセスを伝えたくてこの英文を出題したのだと思います。

科学の実験プロセスは、
①観察⇒②推論⇒③仮説⇒④検証⇒⑤考察
となっています。
(本文での説明より段階を細かく分けています。)

①観察
扱うテーマにおいて対象となる物事を注意深く見ることです。
観察の次の段階である推論に用いる判断材料を見つけ出すために行います。
数値の変化などの記録をつけることも「観察」の1つです。

②推論
観察で得た事実を解釈します。
「だんだん増えているのではないか」「週の前半は勉強時間が多く、後半は少なくなっている」などです。

③仮説(hypothesis)
推論した内容をもとに、扱うテーマが「こうすれば解決するのではないか」といったかたちで、解決策を予測します。
「竹を使えば電球が長時間つくのではないか」「勉強時間を増やせばよいのではないか」「勉強のやり方を変えればよいのではないか」などです。

④検証
仮説が正しいかどうか、実行してみて検証します。
「実際に竹を使ってみて、電球が長時間つくかどうか」「勉強時間を増やしてみて、成績が上がるかどうか」「勉強のやり方を変えてみて、成績が上がるかどうか」といった検証です。
①の観察と同じ条件で数値の変化などの記録をつけると検証が行いやすいです。
検証では、「仮説は正しかった」「仮説は間違っていた」のどちらかの結論が出ます。
(もちろん、「概ね正しかったけどこの部分だけは間違っていた」といった結論もあり得ます。)


⑤考察
④検証で得られた結果が、「どうしてそうなるのか」を考えます。
a:仮説が正しかった場合
なぜほしい結果を得ることができたのか、その論理的な裏付けをまとめます。
b:仮説が誤っていた場合
「どうして望む結果にならなかったのか」を考えます。そして、新たな仮説をたてます。
(その仮説をまた検証して・・・のサイクルを解決まで繰り返します。)

これが、科学の実験プロセスの概要です。
この機会に覚えておいてください。

First,・・・. Then,・・・.Next,・・・.

「まず・・・。次に・・・。そして・・・。」といったふうになっています。
これは、何かの手順や順番を説明する際に用いられる表現です。

ちなみに、この英文では
まず情報を集める(≒観察)
次に仮説を立てる(=仮説)
そしてさらに情報を集め、仮説を検証するために実験を行う(=検証)
となっています。

先ほど5つに分けた科学の実験プロセスを紹介しましたが、この英文では「仮説⇒検証⇒新たな仮説⇒・・・」と考えておけば良さそうです。

Of course, SV. But SV.(譲歩+逆接+主張)

国語でも英語でも、文章を正しく読解する際に非常に重要となる論理構造です。

譲歩のあとには逆接、そして筆者の主張がくる

ということを覚えておいてください。
今回、この知識があると問1のaが非常に解きやすいです。
ちなみに、譲歩には
・certainly
・indeed
・of course(今回はこれですね)
・S may V
・It is true that…
・to be sure
・truly
・no doubt
・undoubtedly
といったバリエーションがあります。
長文読解演習で出会うたびに、自分で気づいて慣れていくか解説してもらう際に指摘してもらって慣れていくようにしてください。

ちなみに、これと非常に似た構造のものに

一般論の後には逆接、そして筆者の主張がきやすい

というものがあります。
具体例を紹介します。
・People say that ….But,…
・Most people think that….But…
という形で逆接の接続詞のあとで筆者の主張が述べられます。
合わせて覚えておくと便利ですね。

close

①動詞:閉める
②形容詞:近い
の2つのパターンがあります。
第2パラグラフの最終行のcloseは形容詞です。

理由
①「get closer」と、先ほど紹介した「get+形容詞」の形容詞の位置にcloseがきていること
②「close」に「er」がついていること(erは形容詞または副詞の比較級につける)
です。

closeが登場したら、どちらの品詞で使われているのかを確認しましょう。

第3パラグラフ

check how SV/ask them how SV/change how SV

疑問詞は
「疑問詞+SV」のかたちで名詞のカタマリとなります。
そして、動詞の目的語や主語などになります。


Tell me how you did it. (それをやった方法を教えて。)
How you study is the key to pass the exam . (どのように勉強するのかが試験合格へのカギだ。)

といった使い方をします。
必ずマスターしておきましょう。

そのなかで、「how SV」は「どのように…のか」「…した方法」などと訳します。

try Ving

「try Ving」は「try to V」との区別が必要です。
try Ving

「try Ving」は「try to V」との区別が必要です。
try Ving:試しにVしてみる(=実際にVした)
try to V:Vしようとする(=実際にはVしていない)
となります。
似ているようで、実は正反対の内容を表していることに注意してください。
この2つの区別をしやすくなる方法を紹介します。

「~ing」(=進行形)は「~している」と訳すから実際にVしている、Vしたほう

です。

how to V

訳は「Vする方法」「Vの方法」です。
「how SV」と同じく、動詞の目的語や主語などになります。

until

「~まで」という意味です。
同じく「~まで」と訳す英単語に「by」があります。
両者の意味はまったく異なるので注意が必要です。
・until:継続(~までずっと)
・by:期限、締切(~までには完了させる) 
I have to be here until tomorrow morning.(私は明日の朝までここにいなくてはいけません。)
I have to do my homework by next Sunday.(私は次の日曜日までに宿題をやらねばなりません。)

by themselves(by oneself)

「自分一人で」(誰の力も借りずに)という意味です。

第4パラグラフ

about what to V

「what to V」は「何をVすべきか」と訳します。
「about what to use」なら。「何を使うべきかについて」
となります。

even

「~でさえ」と訳します。
事実や極端な事例を強調するときに使います。
いずれにせよ、筆者が何かを「強調」したいときに使う表現なのでここは少し読むスピードを緩めてそこに込められている筆者からのメッセージを考えても良い部分でしょう。
ちなみに今回の英文では
「He even tried using (中略)his friend’s beard!」
(彼は友人のあごひげさえ試した⇒そのくらい、彼は身の回りのありとあらゆる物を試したのだった)
と考えれば良いです。

keep Ving

第1パラグラフでも言及しましたが、「Vし続ける」です。

第5パラグラフ

the answer to A

「Aに対する答え」です。
前置詞が「to」になっていることに注意してください。

S wonder why SV

「疑問詞+SV」は名詞のカタマリで、動詞の目的語や主語などになります。
「why SV」は「なぜ…のか」「…した理由」と訳します。

I don’t know why she cried yesterday. (私は、彼女が昨日泣いていた理由を知らない。)

「S wonder why SV」は、「Sが、なぜSVなんだろうと(不思議に)思う」といった意味になります。

a way to V

「Vする方法」です。
wayには「道」という意味があり、最初に習うと思います。
しかし、「方法」という訳のほうが出題頻度が高いので必ず覚えておきましょう。

because of A

「Aのせいで」「Aが理由で」という意味です。
「because SV」と違い、ofの後に名詞を理由として登場させます。
表現したい理由によって、英作文でこの2つを使い分けてください。

fail to V

「Vすることに失敗する」(Vし損ねる)という意味です。

protect A from B

「Aを、B(という脅威から)守る」という意味です。

ただ単に「protect」を「守る」と覚えるだけでなく、こうした動詞の使い方を覚えることは英語中級者への非常に重要な一歩です。

第6パラグラフ

not only A but also B

「AだけでなくBも」という意味ですが、ここには
・AとBが対比されている
・筆者は(Aではなく)Bが重要だと思っている
という情報が込められています。

こうした論理構造の把握は、日比谷高校の受験対策のみならず他の高校受験やその先の大学受験でも非常に重要です。

when he was in elementary school,

「彼が小学生のとき」という意味です。
これ、英作文で書こうとして間違える人が多いフレーズなので正確に書けるようにしておいてください。

なお、「私が中学生のとき」だと「when I was in junior high school」(または「when I was a junior high school student」)です。

日比谷高校自校作成問題の英語では、大問2・3・4それぞれに英作文がありますので「英作文での活用」も意識して単語やフレーズを覚えていくようにしてください。

introduce A to B

「AをBに紹介する」という意味です。

at that time

「その当時は」という意味です。

「現在」と対比したいときに用いられることが多い表現です。

It is 評価/難易度を表す形容詞 (for 人) to V

「人にとってVすることは~だ。」と訳します。
わかりづらいので例文で説明します。

It is easy for her to read that book in a few days.
「彼女にとって、あの本を数日間で読むのは簡単なことだ。」

となります。
「her」と「read」のあいだに主語と動詞の関係があるのが訳す上でのポイントです。

come up with

(アイデアなどを)「思いつく」という意味です。

アイデアが「浮かび上がってくる」というイメージで理解しておいてください。

never give up

「決してあきらめなかった」という意味です。

「never」は頻度・回数が0であることを強調する表現です。

強調表現には筆者の思いが込められているので注目しておきましょう。

第7パラグラフ

without Ving

「Vせずに」という意味です。

設問解説

日比谷高校自校作成問題の英語は、設問が非常に厄介です。
知識だけで解ける問題や、英語を日本語に訳すだけの問題がほぼありません。
語句・文法・読解の知識や思考力を総動員しないと答えにたどり着くことができない問題ばかりになっています。
というわけで、設問の方も丁寧に解説していきます。

問1

空欄に適切な会話文を入れる問題です。
※テクニック
・選択肢のア~カをみると、aが3択(①②④)、bが4択(①②④⑤)、cが2択(③⑥)となっている
⇒cが解きやすい可能性が高い
⇒自信が ないとき、困ったときはcから考えるとよい。
⇒ということで今回は空欄cから解説することにします。

空欄c

※文の流れ
・シマウマはなぜしま模様なのか
⇒アブはシマウマには着地できない
⇒馬には着地できる。その際は「スローダウン」する
⇒空欄c
・空欄cに③が入る場合:アブはシマウマに着地するときも同様にスローダウンする
・空欄cに⑥が入る場合:アブはシマウマに着地するときは(馬のときと異なり)スローダウンしない
⇒アブは馬には着地できるがシマウマには着地できない
⇒馬への対応とシマウマへの対応には違いがあるはず
⇒⑥が正解

空欄a

文の流れ
・もちろん、一番はじめの仮説は間違っている
⇒空欄a
⇒こうすると、より良い仮説が立てられる

本文解説でも紹介しましたが、

「確かに」「もちろん」「~もあり得る」といった譲歩を示すことばの後には逆接の接続詞がくることが多い。

です。

ここでは、「Of course」があるのでこの形であると考え、
「もちろん間違っている」⇒「しかし、・・・すればよい。」⇒「そうするとより良い仮説がつくれる」の流れだと考えます。
①②④のうち、
④は
・逆接の語句がない
・「give up」(あきらめる)がある
⇒次の仮説につながらなさそう という理由で×。
・①②の比較は、
①:あきらめずに同じ質問をする
②:itから学び、より良いoneをつくることができる
⇒itは「間違っていた仮説」、「one」は(それまでのものとは別の)仮説
⇒①と②の比較は、「同じ仮説」と「別の仮説」の比較。
⇒より良い仮説をつくるなら、別物でなくてはならない
⇒②が正解

空欄b

・aとcを確定させた段階で、エを選ぶことができる
⇒時間がないなら、bは解かないという選択もアリ。

・空欄bは段落の先頭にある
⇒段落の方向性を示して いる可能性が高い
⇒この段落では、何度も挑戦して 「竹」という解決策にたどり着いた話が書かれている
(「tried」の反復や「even」に注目してそう考える)
⇒とすると、空欄bには「色々なことを試そう!」と 書かれている可能性が高い
・空欄⑤:成功へのカギはもう1度挑戦してみることだ
⇒ここまでの推理にピッタリ
⇒⑤が正解

以上から、問1の選択肢としてはエが正解となる。

問2

【基本方針】
1空欄直前の表現に注意して、本文全体における空欄部分の役割を意識する
2指示語と接続語に注意する

1: 「your hypothesis goes like this」(あなたの仮説はこんな感じで進みます)に注目する
第2パラグラフでなされている説明を踏まえると、「仮説を立てる⇒検証する⇒仮説が間違っていること に気づく⇒新しい仮説を立てる⇒検証する⇒・・・⇒ 「正解」にたどり着く」という風に進むと考えることができる。
このプロセスを、文を並び替える際のヒントとして活用する。

いったんすべての文の指示語、接続語について見ていきます。
①の文:theirに注目する⇒彼らの数学を勉強する方法⇒「彼ら」とは誰か?⇒①より前にそれがはっきりす る文がくる
②の文:接続詞soに注目する⇒(②の直前に入る文が理由で、)あなたは勉強時間が重要でないことに気づく
③の文:接続詞if(条件を示す)に注目する⇒長時間数学を勉強するという条件を満たせば、成績が上がる だろう
④の文:howeverとthatに注目⇒しかし、あなたが「それ」をしても成績が上がらない⇒「それ」とはなにか
⑤の文:数学が得意な生徒たちに勉強法を質問する

それぞれを関連させながら文の順番を考えていきます
①の文:「彼ら」とは⑤の「数学が得意な生徒たち」 を指している可能性が高い⇒「⑤⇒①」の順番となる
②の文:「勉強時間を増やしても成績が上がらない⇒ 勉強時間が重要ではない」の流れだと考えられるので、「④⇒②」となる
③の文:最初の仮説を提示しているので先頭に来そう と考える
④の文:②を踏まえて、「それ」が指すのは、「数学 の勉強時間を増やすこと」だと考える。
⑤の文:①で述べた通り、「⑤⇒①」だと考える。

基本方針1と2を照らし合わせて考えてみる
①の文:新しい仮説をつくるための準備をしている段階
②の文:自分の仮説が間違いであることに気づく段階
③の文:最初に立てた仮説
④の文:最初に立てた仮説に基づいて行動した結果(失敗)
⑤の文:新しい仮説をつくるための準備をしている段階

そうすると、
③(最初の仮説を提示)⇒④(失敗)⇒②(失敗を振り返り、気づきを得る)⇒⑤(得意な人に質問する)⇒①(得意な人と自分との違いに気づく)
であると考えることができる。 よって、答えはオとなる。

問3

具体的なテーマが与えられた英作文です。
大問2の英作文のように本文の前後の文脈との整合性を気にしたり、大問4の英作文のようにイラストの説明をしなければいけないわけではありません。
つまり、とても自由度が高い英作文です。
ですので、
ポイントは以下の3つ。
①「30語以上」という条件をどうにかして満たす
②平易な表現で良いのでミスなく書ききる
⇒冠詞(a,theなど)の有無、名詞の単数形⇔複数形、三単現のsといった単純なミスに気をつける
③テーマ通りに書く(大前提)
となります。

それぞれのポイントを補足します。
①「30語以上」
これを満たすためには、例えば I’m⇒I am can⇒be able to will⇒be going to などの語数稼ぎも場合によっては仕方ありません。 (後ろ2つは厳密には書き換え前後で意味が変わりますが、時間がないときはこうした書き換えで語数を稼ぐぎ、部分点をもらいにいくことが先決となります。)
また、名詞を関係詞節で説明することによって字数を稼ぐこともできる。 (下記解答例を参照してください)
②「平易な表現でミスなく」
分詞、関係代名詞などの文法事項を無理して使わないようにしましょう。
それよりもミスをなくすほうが大事です。
あと大事なのは動詞の使い方(語法)です。
語法とは、主に動詞と前置詞の組み合わせに関する知識です。
例:goの語法
 1:go+to+行先(go to school)2:go+目的(go fishing)3: go+副詞(go home)
③「テーマ通りに書く」 今回で言えば、「やり方を変えたことでうまくいったこと」「その具体的な結果」を書きます。
それ以外のことは書かないようにしてください。 本番は意外とこれが難しかったりします。 要注意です。

おまけ
①疑問詞の名詞節は便利なので使えるようにしておくと良い  例 I know what you want to do.
②アイデアが思いつかないときは、本文中の表現をパクると良い
(今回で言えば傍線部の「change how you study math」のstudyとmathのどちらかまたは両方を別の単語にして乗り切る)
③ウソを書いても良い(自分が体験していないこと を、さも自分が体験したことのように書いても良い)
④書くことを思いつかなければ、教師が喜びそうなことを書いておくと良い
(勉強を頑張った、自分の頭で考える、教師になりたい、など)

おまけの部分が点数アップには一番即効性があるかもしれません。

解答例を1つ紹介しておきます。
I change how I use my smartphone. I used to use my smartphone only to communicate with my friends but now I search for something which I want to know on my smartphone. Now I learn something new everyday.

問4

整序の問題です。 文法知識・語句の知識を総動員します。
皆さんは、最終的にはなんとなく解ければそれでいいです。
今回は「なんとなく正解できている人の思考回路」を紹介します。
自分が「なんとなくでは突破できなかったところ」については、この思考回路を参考にして実力をアップさせましょう。


選択肢をみて考えてまずほしいこと一覧
1「he」は主格⇒主語としてしか使えない
2aboutには形容詞「およそ」、前置詞「~について」 の2つの可能性がある
3forは前置詞⇒次に名詞がくる
4不定詞toのあとのは動詞の原形がくる (前置詞toのあとには名詞がくるので、その可能性もある)
5wasはbe動詞⇒Vになりやすい⇒SVC、進行形、受け身のどれか

推理してほしいこと一覧
1【 】直後に「two hundred hours」⇒期間を表している⇒前置詞forが相性が良い
2keep Ving=Vし続ける、という表現がある
1、2より、 「kept working for two hundred hours」となる
⇒2番目に④がくることはない
⇒選択肢をみると、2番目にくるのは②か④ということになっている
⇒2番目は②で確定となる
3「he」は主語で使いたいので、「He was」という出だしが確定
⇒surprise(などの感情動詞)は人を主語にとり、受け身のかたちで「誰々が驚いた」という表現になる
⇒「He was surprised」が確定
⇒感情を表す表現+「to V」は感情の原因を表す(頻出!)
⇒to のあとは動詞の原形
⇒「to learn」
⇒「He was surprised to learn」まで確定
⇒V+that S Vは、「言う、考える」といった意味の動詞の発言・思考の中身を表現できる表現
⇒「learn that S V」になると考える
⇒「He was surprised to learn that the light kept working for two hundred hours」 となる。

よって、正解はイ

問5

選択肢ア

「soon」が×。
「never give up」で頑張ったエピソードなので、「すぐに」はおかしい。

選択肢イ

「The university teacher said」が×。
「he realized」が示す通り、自分で気づいている。

選択肢ウ

「People were afraid that…」と書いてあるので◯。

選択肢エ

「a university teacher」が×。
自分で興味を持ち、自分で決心している。

問6

選択肢ア

manyが×。
本文には「Maybe some people」(…な人もいるかもしれない)と書いてある。

選択肢イ

「仮説を立てる前に実験を行う」⇒順序が逆になっている⇒×。
実験は仮説を立て、それを検証するために行う。

選択肢ウ

「only scientists」が×。
科学者だけでなく、数学の成績を上げたい(問2で扱ったような)生徒でもこのプロセスは実行できる。

選択肢エ

選択肢オ

「than bamboo」が×。
第4パラグラフの例では、竹が最良の解決策であった。

選択肢カ

選択肢キ

「hoping that one day…」が×。(ある日…になることを望んでいる)
既に実現している内容である。

選択肢ク

「without」が×。
「not only A but also B」で強調されているように、彼は人々のニーズを考えていた。

以上で今回の解説は終わりです。
しっかり復習をして、この記事で紹介した知識や考え方を吸収してもらえればと思います。

今回は以上です!

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